通貨の特徴と選び方

NZドル:最新金利と通貨の特性

外貨預金のお預入れに当たっては、各通貨の特徴や傾向を理解することが大切です。
通貨選択の際の参考にしてください。

ニュージー
ランドドル

  • 同じオセアニアの豪ドルと似た値動きをしやすい
  • 資源国と見られがちだが、乳製品・食肉など農業が産業の中心
  • 先進国通貨に比べると金利が高め
こんなお客さまにおすすめ
多少の価格変動リスクは許容しつつ、より高い金利収益を得たいと考える方

情報の豊富さ
5つ星のうち 2
通貨の安定性
5つ星のうち 2
利率
5つ星のうち 3

農産品輸出に依存するニュージーランド経済

ニュージーランドはオーストラリアなどと同じ英連邦加盟国。とくに隣国オーストラリアとは経済や文化的なつながりが強く、同国の通貨であるニュージーランドドルも、豪ドルと似たような値動きをする傾向があります。

ただし、資源国であるオーストラリアに対し、ニュージーランドは原油や石炭、鉄鉱石といった資源の埋蔵量は少なく、乳製品や食肉、羊毛など畜産物の輸出量が多い農業国です。一方で工業やサービス産業の発展にも力を入れています。

人口は約470万人と少なく、輸出依存型の経済で成り立っています。輸出品の約6~7割は畜産物などの一次産品で、主な輸出相手国は中国、オーストラリア、米国、日本など。とくに中国向け、オーストラリア向けの輸出がそれぞれ全体の22.6%、16.4%を占めており、ニュージーランド経済は両国の景気動向に左右されやすい側面を持っています (2017年実績、ニュージーランド統計局調べ) 。

ニュージーランドの輸出品目 (出典 日本貿易振興機構 2017年) ニュージーランドの輸出品目 (出典 日本貿易振興機構 2017年)

通貨の特性

NZドルは、同じオセアニア通貨である豪ドルと似たような値動きをする傾向があります。そのため豪ドルを目安に割高感、割安感を判定されることが多く、豪ドルよりも金利が高いときはNZドルが買われやすくなります。

豪ドルに連動しやすいことからNZドルは資源国通貨のように思われがちですが、ニュージーランド経済自体は、原油や鉄、銅といった資源価格よりも、世界の農産物市況に影響を受けます。

NZドルの金利は他の先進国通貨に比べて高めです。そのため、世界の投資家心理がリスクオン (リスク選好) のときには買われやすく、リスクオフ (リスク回避) のときには売られやすい傾向があります。

NZドルは基軸通貨や豪ドルなどと比べると流通量、取引量が非常に小さいので、短期的に大きく値が動くこともあります。

過去10年間のNZドルの値動き (チャート)

NZドル / 円相場は2006年前半に弱含みましたが、好調な世界経済とともにリスクオンの姿勢が強まり、高金利通貨を求める動きが広がったことや、赤字続きであったニュージーランドの財政収支が黒字に転換したことなどから、同年後半から2007年前半にかけてNZドル高・円安で推移しました。2006年半ばに一時1NZドル=70円を割り込んだNZドル / 円相場は、1年後に100円目前まで上昇しました。2008年9月のリーマン・ショックでは、NZドル / 円相場は1NZドル=40円台まで5割以上も急落しました。下げ幅が相対的に大きかったのは、先進国通貨や隣国通貨の豪ドルに比べて流通量、取引量が小さく、値動きが荒いことが主な要因でした。2009年以降は、世界経済の回復とともにNZドル高・円安トレンドが5年近くにわたって継続しました。しかし、2014年後半からの急激な原油安や、ニュージーランド準備銀行 (中央銀行) が利下げを示唆したことなどの影響で、2015年に入ってからは円高・NZドル安基調となりました。その後、やや円安に戻し、2019年5月末時点の相場は1ニュージーランドドル=70円前後で推移しています。

ニュージーランドドル/円チャート (10年)  単位: 円 ※年間の平均レート ニュージーランドドル/円チャート (10年)  単位: 円 ※年間の平均レート

金利情報

NZドル (NZD)

普通預金 定期預金
お預入期間
1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1年 2年 3年
0.40 % 1.10 % 1.10 % 1.10 % 1.10 % - -

※個人のお客さま向け  2019年09月23日現在

普通預金 0.40 %
定期預金
1ヶ月 1.10 %
3ヶ月 1.10 %
6ヶ月 1.10 %
1年 1.10 %
2年 -
3年 -

※個人のお客さま向け  2019年09月23日現在

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消費者物価指数 (CPI)
ニュージーランド統計局が四半期ごとに発表する同統計は、金融政策を占ううえで重要視されています。ニュージーランド準備銀行 (中央銀行) は年1~3%のインフレターゲットを設定し、金融政策を運営しております。
<発表時期>
1・4・7・10月中旬の日本時間7:45ごろ (夏時間は6:45ごろ)
失業率
ニュージーランド統計局が四半期ごとに発表しています。NZドルは、失業率の発表直後に価格が大きく変動することが多いようです。
<発表時期>
2・5・8・11月上旬の日本時間7:45ごろ (夏時間は6:45ごろ)
GDP (国内総生産)
ニュージーランド統計局が四半期ごとに発表しています。GDP成長率が大きく変化した場合、NZドル相場に影響を及ぼすこともあります。
<発表時期>
3・6・9・12月下旬の日本時間7:45ごろ (夏時間は6:45ごろ)
貿易収支
ニュージーランド経済は農産品輸出への依存度が高いため、貿易収支の黒字が拡大するとNZドルも買われやすくなります。
<発表時期>
毎月下旬の日本時間7:45ごろ (夏時間は6:45ごろ)
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