通貨の特徴と選び方

英ポンド:最新金利と通貨の特性

外貨預金のお預入れに当たっては、各通貨の特徴や傾向を理解することが大切です。
通貨選択の際の参考にしてください。

英ポンド

  • ユーロ誕生後も独自の通貨と金融政策を維持
  • 取引量は米ドル、ユーロ、日本円に次ぐ世界4位
  • ユーロと似た値動きをするが、変動幅はやや大きい
こんなお客さまにおすすめ
欧州屈指の経済規模を誇り、世界の政治・経済への影響力も強い英国の通貨です。近年、英ポンドの変動幅はユーロや米ドルに比べてやや大きくなっており、リスクを取って、より大きな為替差益を得たい方に向いているかもしれません。

情報の豊富さ
5つ星のうち 3
通貨の安定性
5つ星のうち 2
利率
5つ星のうち 2

金融・証券の分野で世界に強い影響力を持つ

英国はイングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドの4つの国からなる連合王国です。経済規模 (GDP) はドイツに次ぐ欧州2位、世界5位 (2017年、IMF調べ) 。地理的・文化的な関係から、欧州だけでなく、北米とも深い関係を持っています。

世界に覇権を広げ、第一次世界大戦までは、今日の米国のように世界の盟主として君臨しました。そのため英ポンドは、米ドルに取って代わられるまで、世界の基軸通貨としての役割を果たしてきました。英国は現在も金融・証券などの分野で世界中に影響力を持っており、ロンドンのシティ (金融街) は世界屈指の金融センターとして知られています。

英ポンドとユーロの政策金利推移 英ポンドとユーロの政策金利推移

通貨の特性

EU (欧州連合) の主要国のひとつでありながら、英国は通貨政策については独自路線を歩んできました。ドイツやフランスなど、他の欧州主要国は1999年1月に単一通貨ユーロを導入しましたが、英国は欧州における政治的・経済的主体が失われることなどを懸念して導入を見送ってきました。

同じ欧州の通貨であることから、英ポンドはユーロと似たような値動きをしますが、ユーロに比べると流動性が低く、変動幅がやや大きいのが特徴です。投機的な売買によって短期的に相場が激しく動くこともあります。そのため、英ポンド預金のタイミングを探るうえでは、ヘッジファンドやアクティブな個人投資家などの投機マネーがどのように動いているのかを注目したいところです。

また、EU (欧州連合) への残留・離脱を問う国民投票が2016年6月23日に英国で行われ、「離脱」が選択されました。英国がEUから離脱することは、同国の経済に大きなマイナス影響を及ぼしかねないとの懸念から、投票当日の英ポンド相場は一時、31年ぶりの安値となる1ポンド=1.33ドル台まで急落しました。国民投票後に就任したメイ首相は、投票結果に基づいてEU離脱交渉の開始を宣言しましたが、離脱後の英国とEUの経済協力関係の在り方などを含めて、現時点で不明な点が多く、なおかつ、実際に離脱手続きが完了するまでに、かなりの時間を要すると言われています。今後、離脱交渉の行方によっては英ポンド相場が大きく動く可能性があります。

過去10年間の英ポンドの値動き (チャート)

英ポンド/円も、ユーロ/円相場と同様に2006年から2007年前半にかけては強含みで推移し、1英ポンド=210円台から250円台まで急上昇しました。米国がサブプライムローンの貸し出しの増加などで好景気に湧き、その影響を受けて英国経済も好調だったことが英ポンド高の大きな要因でした。しかし、2007年秋以降にサブプライムローン問題が深刻化すると、一転して円高・英ポンド安が進み、2008年初めまでに1ポンド=250円台から190円台まで急落しました。その後、英ポンドはやや買い戻されましたが、2008年9月にリーマン・ショックが起きると、2008年末にかけて1ポンド=210円台から120円台まで再び下落しました。その後、債務危機に苦しむユーロ圏に比べて英国の経済回復は早かったことから、2012年ごろから英ポンド高・円安のトレンドが続きました。しかし、2016年6月23日に実施された英国のEUへの残留・離脱を問う国民投票で「離脱」が選択されたことから、英ポンド相場は急落。その後再び値を戻し、2018年5月末時点では、1英ポンド=145円前後の水準となっています。

英ポンド/円チャート (10年) 単位: 円 ※年間の平均レート 英ポンド/円チャート (10年) 単位: 円 ※年間の平均レート

金利情報

英ポンド(GBP)

普通預金 定期預金
お預入期間
1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1年 2年 3年
0.30 % 0.40 % 0.40 % - - - -

※個人のお客さま向け  2019年06月26日現在

普通預金 0.30 %
定期預金
1ヶ月 0.40 %
3ヶ月 0.40 %
6ヶ月 -
1年 -
2年 -
3年 -

※個人のお客さま向け  2019年06月26日現在

注目指標はこれ !

消費者物価指数 (CPI)
物価指標の1つであり、金融政策を判断するうえで注目される指標です。イングランド銀行は年2%のインフレターゲットを設定しております。
<発表時期>
毎月中旬の日本時間18:30ごろ (夏時間は17:30ごろ)
製造業PMI
民間金融調査会社マークイットが発表する英国の製造業購買担当者景気指数です。米国のISM 製造業景況指数と同じく景気転換の先行指標として注目されています。
<発表時期>
毎月下旬の日本時間18:30ごろ (夏時間は17:30ごろ)
製造業生産高
製造業部門の生産動向を示す指標で、英国国家統計局が毎月発表しています。数値が高いと景気が好調であるとみなされ、英ポンドも上がりやすくなります。
<発表時期>
毎月上旬の日本時間18:30ごろ (夏時間は17:30ごろ)
失業率
英国国家統計局が毎月発表。失業率と同時に発表される失業保険申請件数の増減も、英ポンド相場に影響を与えることがあります。
<発表時期>
毎月中旬の日本時間18:30ごろ (夏時間は17:30ごろ)
小売売上高
デパートやスーパー、コンビニエンスストアなど、英国の小売業全体の売上高です。英国経済は個人消費への依存度が高いため、小売売上高が好調であれば景気は上向きやすくなります。
<発表時期>
毎月中旬の日本時間18:30ごろ (夏時間は17:30ごろ)
RICS住宅価格
英国王立不動産鑑定士協会 (RICS) が毎月発表する住宅価格指数です。同協会に所属する鑑定士に住宅価格の先行きについて調査し、「上昇」との回答から「下落」との回答を引いた数値を発表します。
<発表時期>
毎月中旬ごろ
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