通貨の特徴と選び方

トルコリラ:最新金利と通貨の特性

外貨預金のお預入れに当たっては、各通貨の特徴や傾向を理解することが大切です。
通貨選択の際の参考にしてください。

トルコリラ

  • 人気の高い高金利通貨のひとつ
  • 長期的な経済成長とともに為替も上昇か
  • 内政や中東の動向には要注意
こんなお客さまにおすすめ
高いリスクを許容しつつ、高金利で運用収益を得たい方におすすめ。
中東問題に影響を受けやすいため、ニュースはこまめにチェックしましょう。

情報の豊富さ
5つ星のうち 2
通貨の安定性
5つ星のうち 1
利率
5つ星のうち 5

欧州と中東の両方にまたがる大国

トルコはアジアと欧州の貿易・文化交流の中継点として長い歴史を持つ国です。2016年の実質GDP成長率はクーデター未遂事件、テロ、観光業の不振などの影響で2.9%と落ち込みましたが、潜在成長力は4%程度と比較的高い水準にあります。また、近年の原油安によって貿易収支が改善し、経常赤字は縮小の傾向にあります。西欧化を進めてきた経緯からEU (欧州連合) 加盟を目指していますが、さまざまな問題から実現していません。

日本との関係も比較的良好で、「アジアと欧州を結ぶ夢のトンネル」として注目されたボスポラス海峡の海底トンネルの建設には、日本の大手総合建設会社がジョイントベンチャーの一員として参加しました。

内政面では、宗教を政治に持ち込まない世俗主義の政党と、宗教主導の政党との間で争いが起きることが多く、軍が政治介入することもあります。政治的な混乱が起きる可能性には十分注意を払っておく必要があります。

また、内戦が続くシリアに隣接するトルコは、地政学上のリスクも抱えています。

通貨の特性

トルコ経済は、潜在的な成長力と若年層人口の増加の恩恵を受けて拡大するものとみられ、トルコリラ相場も長期的には緩やかに上昇する可能性があります。

トルコの人口構成 (出典 トルコ共和国首相府投資促進機関 2015年) トルコの人口構成 (出典 トルコ共和国首相府投資促進機関 2015年)

ただし、他の新興国通貨と同じく取引量が少ないことから、短期的に相場が急激に変動することもあります。上昇トレンドと下落トレンドが交互に表れやすい傾向があるので、売買タイミングに注意しながら取引を行う必要があります。

トルコリラは、南アフリカランド、ブラジルレアルなどと並ぶ高金利通貨のひとつとして知られています。より大きなインカムゲインを求める投資家から人気の高い通貨です。
内政リスクや中東方面の混乱がトルコリラ相場に大きな影響を与えることもあります。中東問題に関するニュースは日本のメディアでも頻繁に報じられているので、注意深くウオッチしましょう。

過去10年間のトルコリラの値動き (チャート)

トルコリラ/円相場は2006年前半に大きく下落したものの、同年後半から2007年にかけては、他の通貨と同じように世界的なリスクオンの流れを受けて1トルコリラ=70円台から100円近辺まで上昇しました。しかし、2008年9月のリーマン・ショックを受けて、トルコリラの対円相場は90円台から50円台に急落。その後も6年間にわたってじりじりと値を下げ、2018年5月末時点の相場はリーマン・ショック後の安値より4~5割安い1トルコリラ=24円前後で推移しています。アベノミクスが始動した2012年末以降、他の通貨の多くが対円で強含んだのに対し、トルコリラが弱含んだのは、対ドルのトルコリラ安の勢いが円安の勢いよりも強かったからです。トルコ経済そのものは堅調ですが、2017年に大統領への権力集中を図る目的で憲法を改正したエルドアン政権に対する一部国民の反発、国外では隣接するシリアでの内戦と、国内外に大きな政治リスクを抱えており、トルコリラ相場に悪影響をもたらしています。

トルコリラ/円チャート (10年)  単位: 円 ※年間の平均レート トルコリラ/円チャート (10年)  単位: 円 ※年間の平均レート

金利情報

トルコリラ (TRY)

普通預金 定期預金
お預入期間
1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1年 2年 3年
6.00 % 17.00 % 14.00 % 14.00 % 14.00 % - -

※個人のお客さま向け  2019年06月21日現在

普通預金 6.00 %
定期預金
1ヶ月 17.00 %
3ヶ月 14.00 %
6ヶ月 14.00 %
1年 14.00 %
2年 -
3年 -

※個人のお客さま向け  2019年06月21日現在

注目指標はこれ !

貿易収支
欧州・中東向けの輸出が経済成長を支える大きな柱のひとつであることから、貿易収支はトルコ経済の動向を見るうえで重要な指標です。
<発表時期>
毎月下旬の日本時間17:00ごろ
失業率
トルコリラは雇用統計の影響を強く受けやすく、失業率が大幅に上がるとトルコリラ相場も大きく下がることがあります。
<発表時期>
毎月中旬の日本時間17:00ごろ
消費者物価指数 (CPI)
2016年現在、トルコのインフレ率は7~8%台と高めに推移しています。その分、金利が高く設定されているわけですが、高水準のインフレが長引くとトルコ経済が疲弊する可能性もあります。
<発表時期>
毎月上旬の日本時間16:00ごろ
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