通貨の特徴と選び方

中国元:最新金利と通貨の特性

外貨預金のお預入れに当たっては、各通貨の特徴や傾向を理解することが大切です。
通貨選択の際の参考にしてください。

中国元

  • GDPは日本の約2.5倍、世界2位の経済大国
  • “国際化”とともに海外での取引も活発化
  • 為替政策の変更や市場介入で相場が急変するリスクも
こんなお客さまにおすすめ
中国の経済成長や、中国元の“国際化”に興味関心を持っている方。短期の利益を狙うより、中長期での相場上昇を期待する投資に向いています。

情報の豊富さ
5つ星のうち 3
通貨の安定性
5つ星のうち 3
利率
5つ星のうち 3

2030年代には世界一の経済大国に ? テクノロジーの活用も進む

1978年の「改革・開放政策」以来、社会主義国でありながら市場経済化を推し進めてきた中国。いまや名目GDP (国内総生産) は米国に次ぐ世界2位の12兆ドル、日本の約2.5倍もの経済規模に成長しています (2017年、IMF推定値) 。現在も年6%以上の経済成長率を維持しており、2030年代には米国を抜いて世界一の経済大国になるとみられています。

約13億人という世界一の人口を抱え、今後1人当たりの国民所得が増えれば国内市場だけでも十分な成長が期待できることに加え、現代版シルクロード経済圏構想と呼ばれる「一帯一路」構想に基づいて、周辺国からアフリカ、欧州に至る大規模なインフラ開発を進めていることも中長期的な経済成長を促しそうです。

また中国では、スマートフォンを使ったキャッシュレス決済やライドシェアサービスなど、最新テクノロジーを活用したサービスが急速に普及しており、今後も新たな技術や革新的なサービスによって世界をリードしていく可能性があります。

名目GDPランキング (中国は世界2位) (2017年) 名目GDPランキング (中国は世界2位) (2017年)

通貨の特性

中国元市場は、中国本土内で取引されるオンショア中国元市場と、香港を含む海外で取引されるオフショア中国元市場の2種類があります。香港は中国の一部ですが、本土とは通貨制度が異なり、中国元は外貨と同様であるため、オフショア中国元市場のひとつとなります。当社が取り扱う中国元はオフショア中国元です。

もともと中国元はオンショア (中国本土内) のみで取引されていましたが、中国人民銀行 (中央銀行) と香港金融管理局 (HKMA、中央銀行に相当) が2010年7月、中国元の国際化を推進するため、中国本土と香港との間で中国元の受け渡しをできるようにするという共同声明を発表しました。これによって香港に世界初のオフショア中国元市場が誕生しました。現在、オフショア中国元市場は、シンガポール、台湾、ロンドンなどにも開設されています。

オンショア中国元とオフショア中国元の値動きは、長期の方向感で見るとほぼ一致しています。しかし、それぞれの市場参加者が異なることや、オンショア中国元については中国当局が相場を一定程度コントロールしていることから、短期で見ると価格に差 (乖離) が生じることが珍しくありません。さほど規制がなく、海外の投資家が自由に売買できるオフショア中国元は、市場の思惑によって値が動きやすいからです。その分、オフショア中国元のほうがオンショアに比べて値動きはやや激しいと言えます。

また中国当局は、価格の乖離幅が大きくなり過ぎると、オフショア中国元市場に直接介入して幅を埋めようとする傾向があります。これによってオフショア中国元の価格が一時的に大きく動くこともあります。

過去10年間の中国元の値動き (チャート)

オフショア中国元の対円や対米ドル相場は、長期で見るとオンショア中国元の対円・対米ドル相場とほぼ同じ方向感で動きます。2000年代前半までのオンショア中国元相場は、ほぼ1米ドル=8.28元に固定されていました。中国当局は2005年7月に通貨バスケット方式の管理変動相場制を採用すると同時に1米ドル=8.11元に切り上げ、その後、少しずつ元高・米ドル安に誘導しました。しかし、2008年9月にリーマン・ショックが発生すると、中国は自国の産業を保護する目的から、オンショア中国元相場を1米ドル=6.285元前後で固定しました。2015年8月11日には中国人民銀行がオンショア中国元の基準値の算出方法を変更すると発表し、事実上の切り下げを実施しました。人件費の上昇などによって低下した輸出競争力を回復することが主な狙いだったとみられています。しかし、この切り下げによって国内からの資金流出が進み、元安圧力が増したオフショア市場への市場介入で外貨準備が大きく減ったことなどから、その後は元高誘導に方針を切り替えました。その結果、オフショア中国元の対米ドル相場も2017年の1年間で6.7%上昇。2018年5月末時点のオフショア中国元の対米ドル相場は1ドル=6.4元前後、対円相場は1元=17円前後で推移しています。

中国元/円チャート (10年)  単位: 円 ※年間の平均レート 中国元/円チャート (10年)  単位: 円 ※年間の平均レート

金利情報

中国元 (CNY)

普通預金 定期預金
お預入期間
1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1年 2年 3年
0.70 % 1.40 % 2.00 % - - - -

※個人のお客さま向け  2019年06月16日現在

普通預金 0.70 %
定期預金
1ヶ月 1.40 %
3ヶ月 2.00 %
6ヶ月 -
1年 -
2年 -
3年 -

※個人のお客さま向け  2019年06月16日現在

注目指標はこれ !

消費者物価指数 (CPI)
過度なインフレを抑える有効な手段のひとつは、中国元を切り上げて輸入価格を抑えることです。そのためCPIの動きは、中国元相場の行方を見るうえで重要な指標のひとつと言えます。
<発表時期>
毎月10日前後
外貨準備
中国人民銀行がオフショア中国元市場でドル売り介入を積極的に行うと、外貨準備が大きく減ります。これを避けるため中国元相場を調整することもあるので、外貨準備の推移には注目しておきたいところです。
<発表時期>
毎月上旬の日本時間10:30
米国の貿易収支
米国の対中貿易赤字が拡大すると、中国元高を求める圧力が高まります。トランプ政権の発足以来、米中の貿易摩擦は激しくなっており、対中貿易赤字の変化が中国元相場に与える影響は高まる可能性があります。
<発表時期>
毎月上旬の日本時間22:30 (夏時間は21:30)
  • 本ページ情報の無断での複製・転載・転送等はご遠慮ください。
  • 本ページの情報提供について信頼性の維持には最大限努力しておりますが、2018年6月時点での情報であり、その正確性、完全性、最新性等内容を保証するものではありません。また、今後予告なしに変更されることがあります。
  • 本ページの情報はご自身の判断と責任において使用してください。

まずは口座をご開設ください