昨今のシニア世代は、運動能力は向上し、趣味は多様化している上、PCやタブレット、スマートフォンなどのデジタル機器を使いこなす人も少なくありません。もちろん、働き続ける人も多くいます。そんなセカンドライフ世代が今後ますますアクティブに暮らしていくために、シニアに特化した特典や商品・サービスに目を向けてみませんか。
その活用方法をより具体的にイメージできるよう、シニア割や資産運用サービスの活用など、いくつかの事例を紹介します。大和ネクスト銀行はあなたの資産形成におけるベストパートナーとして、より豊かな人生を実現するためのお手伝いをしていきます。
最近のシニア世代の消費行動の大きな特長は、孫のために使う“孫消費”が大きな割合を占める点です。それに応える形で、孫に焦点を当てたセールス施策や特典、三世代旅行など、アクティブシニアのライフスタイルに合わせた商品やサービスが数多く展開されています。これらを賢く活用しながら、孫とともに過ごす楽しさ、孫のために使う嬉しさをたっぷり味わってみてはいかがでしょうか。
一方、全体的な傾向としては、家電製品や旅行、レジャーなどが購買の中心となっているようです。生活家電においてもシニア世代のニーズに対応した製品が次々と登場し、健康関連の製品やサービスに関心が高いシニアのために、フィットネスクラブ各社はシニア向けのプログラムやシニア限定サービスの提供に乗り出しています。そのほか、学ぶ意欲を応援するシニア留学・遊学など、自分自身の向上心を満たす商品も増えています。
平成29年版高齢社会白書の「高齢者の経済状況」によると、60歳以上の高齢者の経済的な暮らし向きは「心配ない」と感じている人の割合は全体で64.6%でした。ただその一方で、貯蓄の目的として、「万一の備えのため」が47.5%と最も多く、次いで「普段の生活を維持するため」が17.8%となっており、「節約・倹約」への意識も見てとれます。
さらに、公的年金・恩給を受給している高齢者世帯における公的年金・恩給の総所得に占める割合は、68.0%の世帯において80%以上となっています。こういう状況の中では、幅広い商品やサービスで利用可能な「シニア割」を活用するのも1つの知恵。普段の生活から豪華な旅行まで、シニア割を知って使って、充実したアクティブライフに役立てましょう。
シニア割の情報は、複数の専門情報サイトから簡単に入手できます。それだけでなく、シニア層に特化した、ポイントシステムと連動して商品と交換できるウェブサービスまで登場しており、ネットを活用するとより効率的な特典活用が可能です。
セカンドライフ世代の資産運用には、「殖やす」と「遺す」というふたつの側面があります。「殖やす」についていえば、「老後生活のため、少しでも高い利回りを」と望む気持ちがあるのは当然です。金融機関で多く見受けられるものとして60歳以上の方や退職金を対象とした定期預金などシニア向け優遇商品も利用可能です。ただし、資産運用ではリスクに対して慎重になることも大切。ライフスタイルに合わせて運用に回せる金額をしっかりと把握し、自分に合った商品を選ぶようにしたいものです。
もうひとつの「遺す」は、いかに次世代にスムーズに資産を継承できるかという課題です。こちらについては、資産を目的別に運用・管理しながら、相続が発生したときに、家族が簡単な手続きで資金を受け取れる相続時に受取人が指定できるサービスや自分に万が一の時に家族がスムーズに資産を受け取れる相続型信託、教育資金をあらかじめ信託しておく教育資金贈与信託などの商品が生まれています。「資産のこれから」を考えることは、セカンドライフ世代の大切な役割です。