2024年9月30日
資産をしっかりと次世代へ継承できれば、子どもや孫の代の生活安定度や充実度は増しやすい。では、日本の子どもや若者たちはいま、生活にどの程度満足しているのだろうか。そして、今の現役世代やシニア世代ができることは何だろうか。
本記事では、今の子どもや若者たちの生活満足度や、現役世代やシニア世代にできることについて、こども家庭庁が発表した調査データをもとに考察していく。
まずは、多くの現役世代やシニア世代が取り組んでいる資産運用の目的から改めて考えてみたい。そもそも資産運用とは、投資を通じて自分の資産を増やすための行為や行動のことを指す。
資産が増えれば自分自身、また配偶者がいる場合は配偶者の生活の安定を図ることができる。さらに子どもや孫がいる場合は、資産の一部を投じてしてあげられることも増える。つまり資産運用は、本人のためだけではなく家族のためにもなるということだ。
現状の子どもや若者の生活満足度は、どの程度なのだろうか。こども家庭庁が公開した「我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査 (令和5年度) 」から、国別の「全体的な生活満足度」と「昨日どんな感情を感じたか」の回答データを紹介していく。
「全体的な生活満足度」の国際比較
各国の子どもや若者たちに以下の質問を行って得られた回答結果は、次のようになっている。
あなたは全体として現在の生活にどの程度満足していますか。「全く満足していない」を0点、「非常に満足している」を10点とすると、何点くらいになると思いますか。 (回答は1つ)
出典:子ども家庭庁 (我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査 (令和5年度))
国 | 平均値 |
---|---|
日本 | 5.97 |
アメリカ | 6.23 |
ドイツ | 6.99 |
フランス | 6.09 |
スウェーデン | 6.59 |
出典:こども家庭庁「我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査 (令和5年度) 」
平均値 (10点満点) をアメリカなど欧米4ヵ国と比較すると、日本が最も低いことが分かる。
「昨日どんな感情を感じたか」の回答データ
続いて、「昨日どんな感情を感じたか」という質問に対する回答データを見てみよう
あなたは昨日、以下の感情をどの程度感じましたか。あてはまるものを、それぞれ0点から10点の間で選んでください。0点は「全く感じなかった」、10点は「ずっと感じた」を意味します。 (回答はそれぞれ1つずつ) 」
出典:こども家庭庁「我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査 (令和5年度) 」
感情 | 平均値 |
---|---|
幸せな気持ち | 5.95 |
心配な気持ち | 5.75 |
落ち込む気持ち | 4.87 |
穏やかな気持ち | 5.77 |
ウキウキする気持ち | 5.28 |
出典:こども家庭庁「我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査 (令和5年度) 」
平均値 (10点満点) が最も高かったのは「幸せな気持ち」で5.95だ。しかし「心配な気持ち」や「落ち込む気持ち」を感じている子どもや若者も決して少なくないことが分かる。
日本の子どもや若者たちは生活満足度が欧米諸国に比べて低く、心配な気持ちや落ち込む気持ちを感じる子どもや若者も少なくない。では、生活満足度を上げるために、現役世代やシニア世代はどのようなことができるのだろうか。
自分に子どもや孫がいる場合、「資産をのこす」ということは立派な行動だといえる。しかし、自分の子どもや孫以外の幅広い子どもや若者たちへの支援にもつながる行動にも目を向けてみたい。そうした行動の一例として「寄付」が挙げられるが、例えば間接的に支援を行える大和ネクスト銀行の「応援定期預金」を始めることも一つの選択肢だ。
大和ネクスト銀行の応援定期預金は「10万円」または「1,000米ドル」から始められる。定期預金を通じて、がんばっている人や団体をサポートすることができる預金だ。日本円で預け入れする場合は、預入残高の0.01%、米ドルで預け入れをする場合は預入残高の0.20%に相当する額を預金者が事前に選んだ支援先へ大和ネクスト銀行が寄付する仕組みとなっている。
応援定期預金のテーマは、「環境保護」「障がい者スポーツ支援」「こどもの医療支援」「こどもの自立支援」の4つだ。子どもや若者向けの支援先の例としては、以下のようなものがある。
自らの資産が増えたとしても、個人的にこうした支援をすることは、各種支援団体などとのつながりがなければなかなか難しい。しかし大和ネクスト銀行の応援定期預金を通じてであれば、定期預金をするだけで間接的に、子どもや若者たちを支援することができる。
応援定期預金|大和ネクスト銀行
https://www.bank-daiwa.co.jp/eraberu/#ouen
誰かを支援し、その人の気持ちに寄り添うことで、相手の喜びや達成感を自分のことのように感じることができる。その結果、自分自身のポジティブな感情を引き出すことが可能だ。
「経済的な豊かさを高める」という目的で資産運用に取り組むことは、もちろん意義がある。しかし、資産運用の過程で自分の子どもや孫、さらにはそれ以外の幅広い子どもや若者たちを支援することが、「結果として自分の幸福度を高める」という視点も持っておいていいはずだ。
(提供:株式会社ZUU)