ストラテジストの
「こうなるんじゃないの!?」

大和証券の人気ストラテジストがズバッと予想!

2020831日(月)
米ドル/円レート予想

111.20

【予想日までの想定レンジ】

107.00円 ~ 112.00

主なイベント
6月9日(火)~10(水)、7月28日(火)~29日(水)
米FOMC
7月2日(木)、8月7日(金)
米雇用統計
6月30日(火)、7月28日(火)、8月25日(火)
米カンファレンスボード消費者信頼感指数
8月17日(月)、8月20日(木)
米民主党全国大会@ウィスコンシン州ミルウォーキー(当初の7月13日~16日から延期)
8月24日(月)~27日(木)
米共和党全国大会@ノースカロライナ州シャーロット

机上の空論、砂上の楼閣
(Daveの私見)

「経済活動再開(Reopen)」後の7-9月期米経済回復が視野

2020年5月27日(水)

大和証券 金融市場調査部
今泉 光雄

大和証券チーフ為替ストラテジスト。1992年から為替市場業務に携わり、NY駐在などを経て、2014年夏から新たに為替チームを立ち上げ現職。

・3~5月の米経済指標がかなりひどい内容でも、市場関係者は驚かなくなっている。また、為替や株式相場もネガティブな反応はしなくなってきている。まっとうな投資家の目線は、「経済活動再開(Reopen)」後の7-9月期経済回復に向いていると考える。今後も悪い指標への反応は限定的。
・行き過ぎた悲観の反動もあり、ドル円の下値は限定的と思われる。
・当初筆者が想定していた「日本の需給は円安(日本は恒常的な貿易赤字国へ)」シナリオが、原油価格の暴落により先送りされたと思われ、「需給の円安」相場はお預けとなってしまったため、ドル円の上昇も緩やかなものであろう。
・11/3の米大統領選を控えて、(現段階で落選確実と筆者が予想する)トランプ大統領は、経済指標を上向きにするために、金に糸目は付けず、死に物狂いで、なり振り構わず、出来る事は何でもやってくるであろう。ということは、米経済回復には期待が持てる。
米製造業景況感に底打ちの兆しが見えてきていることは、心強い。
・今後は、Reopen後の感染拡大第2波への警戒も必要で、第2波が来てしまうと1ドル110円上抜けは厳しくなろう。

(5月分まで発表済の米地区連銀データより大和証券作成資料)

※本ページ情報の無断での複製・転載・転送等はご遠慮ください。
※本ページに記載されている意見、予測などは作成時点の見解によるものであり、正確性、完全性を保証するものではありません。
※本ページは投資勧誘を意図するものではなくあくまで情報提供を目的としたものです。
※本ページの情報はご自身の判断と責任において使用してください。

この記事を見て「えらべる預金」を応援したい
思った方は「エールを送る」ボタンを押してください