机上の空論、砂上の楼閣
（Daveの私見）

1-3月期は押し目買いのチャンスを探る季節

2018年12月3日（月）

大和証券 投資情報部

今泉 光雄

大和証券チーフ為替ストラテジスト。1992年から為替市場業務に携わり、NY駐在などを経て、2014年夏から新たに為替チームを立ち上げ現職。

・2014年～2018年、5年連続で年初は円高株安スタートとなっている。
中国の経済指標PMIの悪化（’14年、’15年）・・・2019年も要注意
原油価格暴落（’16年）・・・2019年は問題無さそう
米保護貿易懸念（'17年、’18年）・・・引き続き警戒
日銀の緩和解除論（’18年）・・・引き続き警戒

・筆者は日本の貿易赤字国転落を予想しているため、需給面は円安圧力が強く、一過性の円高を煽る材料の時はドル円の押し目買いと見ている。1-3月期は押し目買いのチャンスを探る季節。

・1-3月期は日本人の3月決算対策に絡んだ円買い（益出し・損切り・合わせ切り、リパトリエーション）がかさむ期間と見ている。特に2月は相場が荒れることが多い。3月からは回復し3月末は115円方向に動いているだろう。

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