大和総研コラム

COOLなSHARE

  • 消費 / 社会
  • 掲載日 : 2014年6月5日
  • 大和総研環境調査部長 岡野武志

クールビズ (COOL BIZ) を一歩進めた取り組みとして、さらなる軽装や勤務時間のシフトなどにより、ライフスタイルの変革を呼び掛ける「スーパークールビズ」が推進されている (6月1日~9月30日)(※1)。暑いときには暑いなりの服装や過ごし方をすることで、地球温暖化の防止や節電に役立てようというものである。スーパークールビズを率先して実行する環境省では、この期間中、クールビズの軽装に加え、ポロシャツやスニーカー、アロハシャツ等も可とされている。

夏の暑い日には、家の電気の半分以上をエアコンが使っているとされており、スーパークールビズの取り組みでは、「クールシェア」も推奨されている。クールシェアでは、一人一台のエアコン使用をやめ、涼しいところに集まることを呼び掛けている。クールシェアの具体的な方法としては、一部屋に集まる、近所の家に集まる、パブリック空間や商業施設で涼む、木の下や水辺で過ごす、などが紹介されている。クールシェアにより、夏を快適に乗り切るだけでなく、家族や地域の絆が深まることも期待されている。

クールビズの取り組みが10周年を迎える今年は、新しい気候変動キャンペーンとして、“Fun to Share(※2)”も立ち上げられている。さまざまな地域・団体・企業で生まれている低炭素社会実現に向けた技術や取り組みを紹介 (宣言) し、シェアした知識を活用することで、ライフスタイルを変える大きなトレンドに結びつけようというものである。Fun to Shareは、目標に向けて我慢しながら必死に頑張るのではなく、毎日を楽しく暮らしながら、低炭素社会をつくろうという発想に基づいている。

[図表] Fun to Share 宣言

Fun to Shareのwebサイトをみると、クールビズやウォームビズだけでなく、高効率な照明製品への切替えを進める「あかり未来計画」や移動をエコにする“smart move”なども紹介されている。省エネや環境に関する技術は日々進歩している。新しい製品やサービスを利用したり、その使い方を工夫したりすることで実現できるエコも多いであろう。また、高度化が進むICTを上手に活用すれば、課題を解決する新たな選択肢を見つけることができるかもしれない。


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